館長岡部昌幸

このたび、東御市梅野記念絵画館・ふれあい館館長大竹永明が令和6年3月31日をもちまして退任いたしました。新たに館長として、令和6年4月1日付で岡部昌幸(おかべ まさゆき)が就任いたしましたのでお知らせします。

新館長の下、忘却作家の顕彰の拠点としての活動を一層を発展させるとともに、地域とともに歩み続ける美術館として活動を行ってまいります。

引き続き東御市梅野記念絵画館・ふれあい館へご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

経歴

岡部昌幸(おかべ・まさゆき)

1957年横浜生まれ。早稲田大学第一文学部美術史専攻、同大学院文学研究科芸術学(美術史)専攻博士前期課程修了、横浜市美術館準備室学芸員、東京都庭園美術館専門調査員等をへて、1992年帝京大学文学部史学科専任講師に就任。同助教授、教授をへて帝京大学大学院文学研究科日本史・文化財学専攻教授(美術史)、2023年4月同名誉教授。
群馬県立近代美術館特別館長(2017年2月より同館館長、2020年4月より職名変更、現職)、日本フェノロサ学会会長、畠山記念館顧問等を兼務。
専攻は西洋近代美術および日本近代美術、写真史、装飾美術史、ジャポニスム。リヴィジョニズムとグローバル・アート・ヒストリーの視点で,ネグレクト(不当に評価)された美術、分野、美術家を歴史的に研究、啓蒙し、展覧会の企画を行う。

論文

  • リヴィジョニズム序説-欧米における19世紀美術史研究の新潮流

  • ほか多数

著書

  • レンブラントとフェルメール

  • 渡辺省亭: 花鳥画の孤高なる輝き

  • すぐわかる画家別西洋絵画のみかた

  • すぐわかる作家別写真の見かた

  • 日本でしか観られない世界的な名画

  • 近代美術の都モスクワ

  • JAPAN ロバート・ブルーム画集

  • ジャポニスム入門(共編著)

  • ほか多数

企画・監修した主要な展覧会

  • 洋画の動乱-昭和10年 帝展改組と洋画壇 日本・韓国・台湾(1992)

  • 大正日本画の若き俊英たち : 今村紫紅と赤曜会(1993)

  • アメリカに生きた日系人画家たち : 希望と苦悩の半世紀 1896-1945(1995)

  • 正統なる造形 - GOZO : 20世紀アメリカに生きた彫刻家川村吾蔵(1995)

  • トーマス永井の不思議世界 Thomas Nagai1920-30年代 アメリカン・シーンの画家・発見(1996)

  • ジョージ・チネリーと知られざる19世紀広東・マカオ・香港の美術展 : 遥かなる東洋紀行(1996)

  • フォンタネージと日本の近代美術 : 志士の美術家たち(1997)

  • 華麗なる馬たち : 馬と人間の美術史・バロックから近代まで(1998)

  • 宮本三郎展 : 写実と幻想の巨匠(1999)

  • 川端龍子(2005)

  • 二世五姓田芳柳と近代洋画の系譜 : 近代の歴史画の開拓者(2006)

  • 小堀鞆音と近代日本画の系譜 : 勤皇の画家と「歴史画」の継承者たち(2006)

  • ジャポニスムのテーブルウエア 西洋の食卓を彩った"日本"(2009)

  • 生誕130年 竹久夢二展 ベル・エポックを生きた夢二とロートレック(2014)

  • サラ・ベルナールの世界 ーパリ世紀末ベル・エポックに咲いた華(2018)

  • ほか多数

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